そっと舐めあげ、ふと窓際を見やると、ススキが風に揺れている…。
何かを考えているような山本の横顔に、怪訝に思った獄寺が、名前を呼ぶ。
「やま…本?」
「ちょっと待ってて」
そう言って、窓辺の花瓶からススキを抜き、何やら楽しそうな顔をして戻ってくる。
「何すんだよ、そんなもの」
「ん〜、せっかくだから、獄寺のココにも、ススキを活けてあげるのな〜♪」
信じられない答えが山本から返ってくる。
「なッ…冗談じゃねーッ…」
あわてて、身体を起こし逃げようとするも、しっかり両足を押さえつけられ、逃げることも叶わない。
「ちょっとだけ、だから…」
先ほど放ったばかりの敏感なソレを掴まれ、上下に扱かれる。
「ぁあッ…や、めッ…」
山本に触られるだけでも感じてしまうのに、急に追い上げられ、身体に力が入らない。
程よく勃起したそれの先端を指の腹で撫で上げられ、穴がヒクヒクする。
これなら、大丈夫だと、先ほど花瓶から抜いてきたススキを、尿道の入り口にあてがい、ゆっくり差し込んでいく。
つぷん…
ススキの茎がするすると入り込んでいく。
「ヒィ、ヤッ……やッ…ぁッ」
異物が本来挿入されることのない器官への刺激に、目の前がチカチカする。
「うわ…スゲ…、やばいよ…獄寺、厭らしすぎ」
あまりの光景に、思わず鼻血が出そうだと、鼻を押えながら、山本が呟くが、その言葉さえも、今の状態の獄寺には聞こえない。
痛いのか、気持ちがいいのかも分らず、未知の感覚に身体を震わせている。
ススキを差し込んだ状態のまま、山本は、獄寺の下の口に指を這わす。
ぴくんッ
先ほどから待ちわびていた刺激に、体が反応し、自然と声が漏れた。
「ふ…ぁ…」
先ほど放った愛液を潤滑剤代わりに指に絡ませ、そのまま入り口を丹念に撫で上げ、ゆっくりと指を1本含ます。
「あぁんッ…」
入れられた刺激に、可愛らしい声が唇からこぼれた。
「獄寺、痛くない?」
「ん…」
問い掛けにも素直に答える獄寺の様子に、ススキ刺したままでもいいかと、勝手に思い、愛撫を続行する。
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