「も…しつこ…ぃ、やま…もッ」

更に指を増やされ、とろとろに溶けるまで愛撫を続けられ、息も絶え絶えに、制止の声を出す。

言葉とは裏腹に、菊壺の入り口は開ききり、内部は指を離すまいと、しっかり山本の指を締め付けている。


「も…いい?獄寺…」
「ん、いいからッ…早く」

涙に潤んだ翡翠色の瞳で見つめられ、山本の息子も我慢の限界だった。

そっと、指を引き抜くと、ちゅぷんと音がして、ヌルヌルに光る赤ピンクの内壁が一瞬めくれ上がり蜜液をたらしながらキュっと萎む。

その様子に、目を奪われながらも、自分の息子をあてがい、慎重に挿入させていく。

何度身体を重ねても、挿入の瞬間は流石に緊張する。

「んんッ」

獄寺もキツク目を瞑り、挿入の刺激にシーツをキツク握り耐えていた。


「入った…」


根元まで深く挿入し、異物感に慣れるのを待つように、動かさないようにしていると、もう良いよと合図するかのように、内壁が山本の息子を締め上げる。

「獄寺…動いてもいい?」
「ん、…こいよ」

首筋に縋りつくように腕を伸ばす獄寺に、心臓が締め付けられるような愛しさを感じる。

しがみ付かれると、下腹部に何かくすぐったいような感覚があった…ススキの穂の部分が、山本のお腹に当たっているのだ。

「獄寺、これ抜こうな…」

絡み付いてる腕をそっと離し、ススキに手をかけると、ゆっくりと抜き取り始めた。

「きゃぅッ!!!―――ッひぁぁぁッ…」

突然尿道に尿意のような、なんとも言えぬ刺激が襲い掛かり、あまりの快感にのたうちまわる。

茎を抜ききった瞬間、先端から勢いよく精液が吹きし、そのままトロトロと陰部を伝い落ちる。

「うわ…」

あまりに卑猥な光景に見とれ、獄寺の内部で、山本の息子が一回り大きく育った。

「あぁぁんッ…やぁも、と…気持ちいいッ…」

「獄寺ッ」

普段なら絶対言わないであろう言葉に、たまらず腰を動かし始める。

「あん、あッ…あ、とまら、な…あぁん」

前から溢れ出る愛液が止らず、良すぎて涙を流しながら、山本に快感をうったえる。

「オレも、気持ちいい…ッ」

ベッドの揺れる音よりも、結合部からの粘液の音の厭らしさが耳につく。激しく揺さぶり、焦らす様に獄寺のキモチイイ場所を突いてやると、首を振ってよがる。
あまりの刺激に、逃げるように、体が上にずりあがる獄寺を押さえつけ、更に腰を回すような動作を加え刺激をあたえていく。

「やぁッ…も、出ちまぅッ」

「獄寺ッ…イクって…言って」

快感に悶えながら、喘ぐ獄寺を見下ろしながら、どうしても聞いてみたかった言葉を強請る。

「な…で?」

「一度で、いいから聞きたいのな…獄寺いつも、出るって言うだろ?」

おでこに優しくキスをしながら、促すように腰を動かす。

「んッ…」

ギリギリまで引き抜き、入り口だけを刺激するように抜き差しする。
ギリギリまで追い上げられていた獄寺は、もう我慢も限界だった。

「はぁッ…あ、も、イ…イクッ…山本ッ…イクからッ」

「ん、オレも…」

入り口だけを刺激していた肉棒を思いっきり、最奥目指して突き入れた。

待ち焦がれてた刺激に山本を思いっきり締め付けながら、果てる。


「―――ッ、ぁぁあ」


最奥に山本の迸りを感じ、獄寺はそのまま意識を手放した…。


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